ジャック ダニエルのウイスキー樽は、すべて自社で製造した新樽を使っている。それは私たちのこだわりのひとつである。世界中でこれを実現しているブランドは稀だ。

ウイスキーは樽で寝かせることで、はじめてその豊かな味わいと特有の琥珀色が引き出される。ウイスキーの個性は樽から生まれると言ってもよいだろう。だからこそ、私たちは一貫して自社製造にこだわるのだ。

接着剤や釘はいっさい使用せず、たが締めの圧力のみで成形するため、樽は一つとして同じものがない。また炎を用いて樽の内部を焼き焦がす独自の技法は木材に含まれる天然の糖分などを引き出し、それはウイスキーの風味を育む上できわめて重要な要素となるのである。

ジャック ダニエルの樽は、北米東部の森林で育ったホワイトオークを材料としている。木目の細かい硬材であるアメリカンホワイトオークは密閉性に優れ、時間をかけて乾燥させることで、さらにウイスキー樽としての優れた特性を引き出している。これにより出来上がるウイスキーの色合いを深め、スパイシーでフルーティな味わいが加わるのだ。